一技術者が将来を考える書きなぐり雑記

雑記

はじめに

普段から将来のこと考えるんですよね。世界はどうなっていくんだろうとか、そんな世界で自分はどうやって生きていこうとか。

普段は技術者として仕事をしているので、「世の中はこういう流れだからこういう技術をうまく扱えるようにならないといけないな」「こんな技術が流行ってきてるからそれが発展したらどういう世界になるのかな」とか、仕事をしている中でも考えています。

でもそれは仕事視点で。

個人視点でいうと、もっと漠然と「そんな世界で自分は何をやるのがいいのかな?」と悶々と思っているわけです。似てますけど、そこは技術者としてではなく。端的に言えば、技術者を辞めて別の生き方もあるだろう、ということです。

話がややこしくなるので、そこは一旦おいておいて。色んな視点で考えたりはしてるんですが、発散しそうなのでまずは技術視点でつらつらと書いていってみようと思います。とりあえず頭の中にあるものを書き下したいです。書けば見えるものもあるのかなってことで。

念の為補足しておきますが、あくまで一個人一般人の意見です。経済アナリストとかそういうもんじゃないので。

大きなトレンドはSDGs・通信・自動化・AIなのかな

後半3つは正直境界が微妙ですが、とりあえずぱっと頭に浮かんだものがこれなので、いったんそれで話を進めます。

SDGs

外務省のHPにあった文言を引用します。

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)別ウィンドウで開くの後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html

持続していける社会を作りましょう的な感じですね。例を挙げると、石油を消費してエネルギーを得ているけどいつかは石油って掘り尽くして無くなっちゃうよね?そうなると困るよね?そうならないようにしよう!とかですかね。

わかりやすいかなと思ってエネルギーの例を挙げましたが、そういった感じで持続していくためにこんな目標が必要なんじゃないかってものが↑の引用にある17のゴール・169のターゲットってやつですね。見ていくと色々あります。

ここ数年はいろんな企業がSDGs取り組んでいます!というのを見かけるようになった気がします。特に目につくのは、ガソリン車を無くそうとか太陽光発電みたいな自然エネルギー増やしていきましょうとかですかね。

企業活動としては、そのままやっても採算とれなさそうな気もするので、なんらかの技術転換やインフラ面での大きな変化の流れは来るんだろうな、という感じです。

通信

最近は「5G」という単語をよく聞くようになりましたね。高速・大容量・多数接続・低遅延・高信頼性、という特徴が期待されているようです。

高周波の電波を使えば、高速で大容量に流せるのは直感的にはわかるんですが、指向性や電波の届く距離がそこまで長くないので、実用面でどうなの?という気はしています。

今、ちょろっと調べたらその辺りをどうにかする技術が考えられているようですね。通信関係は本当に弱いのでいつかちゃんと勉強してみたいなと思っています。

で、これがすごくなった世界がどうなりそうかというと、いろんなものが繋がるようになるんでしょうね。IoTの極地みたいな感じ。今は家電とかはWifiで色々つながってますが、5Gとかになるとどちらかとインフラ系かなと思うので、個人利用というよりは事業活動向けって感じですかね。

そういった意味でぱっと思いつくのは、コネクテッドカーみたいなものでしょうか。自動運転の車が全部ネットワークにつながっていて、相互に連携しながら情報共有などをしながら安全に効率よく自動運転してくれる。さらに、何かあれば遠隔操縦センターみたいなところにお願いして、高速通信網を活用した遠隔操縦してくれる。

まあ、この辺は私の想像ではなく、よく聞く話ですね。ビッグデータの収集なんかも通信あってのものですよね。

自動化

一概に自動化といっても色々ありますが……

別に自動化そのものは最近流行っているというわけでもなく、昔からやられてますよね。身近なところでいうと、洗濯機とかですかね。洗濯板でゴシゴシやっていたものを自動化してくれました。

最近は料理も自動でやってくれますし、掃除ロボットなんかで掃除も自動でやってくれます。便利ですよね。

そんな自動化が将来はもっと進むだろうということです。人が「この作業面倒だなー」と思っていることがどんどん自動化されていくのでしょう。

やっぱりいちばん気になるところでは自動車の自動運転ですかね。

自動運転に関連して言うと、トヨタが自動運転車用にスマートシティを構想してたりしますよね(参考URL:https://youtu.be/jh7FHx8M3G0)。おそらく自動運転が今の道路を有人車と一緒に走るのはとても難しくて、インフラごと環境を整えたほうがうまくいくって発想なんでしょうね。

あれです、掃除ロボットが掃除しやすいように家具を揃え直す的な考え方です。

インフラを整えるとなると工事も必要なので工事とかも自動化されたりするんでしょうね。

たぶん、こういう自動運転車ってインフラの一部みたいになって、人が車を所有することも無くなってくるんでしょうかね。

AI

ここ10年近くで急速に発展してきたなーという印象です。私の認識では、画像認識の分野で畳み込みニューラルネットワークが開発されてからブレークスルーが起きたと思っています。

AIって使っている人によって定義がマチマチでちょっとややこしいんですよね。よく「AI搭載!○○」とかって見かけますけど、「それってどういうAIやねん!」って気になっています。ものによっては、ルールベースで人が決めた処理を機械にやらせているだけでそう呼んでいたりして、「それって昔からやってるやん!」と思ったりもしています。

ただ、AIの捉え方としては全然違うということは無いと思うので、何も言えないわけですが。なんだろう「お値段なんと月々500円!※1」(※1 〇〇プラン(月額3000円)加入時に限る)みたいな感じで「嘘は言っていないんだけど、うーん」という気がして悶々としたりもします。

話を戻しますが、この記事では「AI=機械が何かしら判断してくれるもの」とおいて話をしたいと思います。

いわゆる人みたいな知能を持った「強いAI」は自分が生きているうちに出てこないんじゃないかな?という気はしているのですが、某国の市民権を得たAI(ソフィア)の話とか見ると、そんなに先でもないのかな?なんて思わされます。

少なくともなにかに特化した「弱いAI」はこれからも研究が進んで部分的に人を超えるんだろうなと思っています。よく、それでAIに仕事を奪われる仕事そうでない仕事、みたいな話とかも聞きますよね。

将棋とかはAIが人より強くなった典型だと思うのですが、うまく共存しているなと遠くから見ていて思います。最近ニュースで話題にもなっていたかと思います藤井三冠は、AIを活用した研究をしていることで有名ですよね。競技に関して言えば、人間ドラマみたいなところがあるのでAIが置き換わるということは考えにくそうです。

一方、利益追求の企業活動で言えば怖いところではあります。「判断」をAIが行ってくれるのであれば、人は何をやるんだろう?難しい話ですよね。

某企業とかはAIを使って需要予測して、在庫を抑え、物流を最適化して効率よく事業を行えているとか聞きます。

以上をふまえた将来とは

なんかまとまりもなく、思ったことをベラベラと書いてしまいました。

時間間隔としてわかりませんが、10~20年くらいで↑のような世界になっていくのかなという気がしています。根拠があるわけではないです。ただ、今から20年前を思い浮かべると、だいたいWindows98の時代でPCを持っている家庭もそんなに多くなかったし、インターネットも低速で高価で普及していなかったように思います。スマホなんてとんでもない。

それくらい変化したと思えば、これからの10~20年もそれだけ変化してもおかしくないのかな、という感覚です。

さて、そんな世界に向かう中での技術者(ここでは開発者に絞ります)としての仕事として見ると、ざっくり「インフラ系」「プラットフォーム系」「アプリケーション系」になるのかなと思っています。

「インフラ系」は、通信とかクラウドとかですね。将来的にはコンピューティングリソースもインフラになるんだろうなという気がしています。セキュリティとか自分で管理したくないですもんね。その事例としては、DeNAとAWS(Amazon Web Services)の下記があります。

アーキテクチャの最適化では、Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)をベースとした環境を独自の技術で最適化することに加え、一部のサービスではフルマネージド型のリレーショナルデータベース Amazon Aurora や、コンテナオーケストレーションサービス Amazon Elastic Container Service(ECS)、コンテナにオンデマンドで適切なサイズのコンピューティング容量を提供する AWS Fargate を利用しました。これにより、インフラの運用管理を大幅に軽減し、同社のエンジニアがゲーム開発により一層集中できる環境を整備しています。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/06/dena-chooses-aws-as-its-preferred-cloud-provider-to-accelerate-innovation/

今まではサーバとかのコンピュータインフラシステムを保守・管理していたエンジニアをゲーム開発(後で説明する「アプリケーション系」)に回すことで効率よくなりました、ということらしいです。これに関しては、この施策でエンジニアのモチベーションも上がったとかなんとかってのも聞いたことがあります。

次に「プラットフォーム系」です。若干「インフラ系」との境界が曖昧ですが、ニュアンスとしては「アプリケーション系」をのせる土台です。なので、「インフラ系」もそうっちゃそうなんですけどね。ここであえて分けたのは、インフラではないプラットフォームも多く出てくるだろうなと思ったからです。

何回も例に出してますけど、自動車の自動運転で考えると、自動運転できる車そのものはプラットフォームという解釈です。自動運転できるように作られた車の上に、自動運転というアプリケーションをのせると自動運転ができる。自動運転するために必要な通信とかクラウドはインフラって解釈です。

特に汎用製品はどんどんプラットフォーム化されていく気がしています。で、このプラットフォームはたとえメーカが異なっていても同一の「アプリケーション」がうごかせないと行けなくなります。どういうことかというと、T車の自動車であろうとH車の自動車であろうと、「自動運転」というアプリケーションをどちらでも実行できないといけない。スマホとかもそうですよね。どのメーカのスマホ買ってもほとんどのアプリは動きますもんね。

自動運転車ってそんなにアプリケーションできるの?と思うかもしれませんが、例えば自動運転宅配サービスアプリとか搭乗者への娯楽提供アプリとか……?宅配とか考えるとドローンの方が先に実現できそうとかなっちゃうかもですが。

……実際文字に起こしてみるとうまい例が出ませんね。

調理家電で考えると、誰かが考えたレシピや調理方法をDLすればそのとおりに作ってくれる、家電メーカ自身はさほどレシピを考えなくても、機械としては焼き加減とか色々調整しながら調理できるようにしておく(プラットフォーム化しておく)と、色んな人がレシピを作ってくれるようになる。

うん。この例は個人的に納得できたので良しとします。(というか、今も実際にやられていることですが……)

「アプリケーション系」はもう説明するまでもないかなと思います。インフラやプラットフォームを活用して、実際に使う人(エンドユーザ)に「価値」を提供する形ですね。ちなみになにかに特化したプラットフォーム化されないだろう製品とかもここに含まれるイメージです。

ちなみに、これらを構成するための部品を開発する、というものもありまして。量子活用技術とかはこれから伸びていくのかなとか思ったりします。

世の中は複雑すぎて、頭がパンクしてしまいます。

つまり?

開発者としての技術者としてこれまで述べてきた世界で活躍していくとなると、だいたいこんな感じになるのかなという気がしました。(ここまで書いてて思いましたがSDGsどこいった!?って感じですね……)その中で自分はどうしていきたいのか……?

AIとかは興味あるんですが、道具としてしか見れないので、情熱もって作りたいかと言われると「うーん」となる。

何がむいているのかな、ほんと。

あと、あれですね。書き忘れましたがアプリケーションの部分にはシステムインテグレータみたいなものもありますね。開発というよりは世の中にある技術を用途に合わせて上手く組合わせてインストールするみたいな。FA(ファクトリーオートメーション)の世界でよく聞く話です。

さいごに

頭の中に色々あるからとりあえず書き下してみよう!と思って書きましたが、やっぱりまとまらなかったです。ごめんなさい。

少なくともわかったことは、全然わかっていなくて、自分の中でも何もまとまっていない、ということがわかったって感じでしょうか。世の中の技術経営者とかはこの辺上手く整理して方向性ややることまとめてたりするんですよね、本当にすごいですよね。

自分が何をやっていくのか、そのために今なにをやるのかを考える旅は終わらない……

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