推しの子面白すぎない?

アニメ・ゲーム

少し前にアニメ1期が最終話を迎えましたね。やたら複数の声優さんがラジオで推しの子の話題を出していたので、「そのうち見なきゃだなー」と思いつつ、見ずに日々が過ぎていってしまっていました。

で、先日ふと急に時間ができたので「暇だなー、あ、推しの子でも見るか!」とAmazon Prime Videoでアニメを見ました。

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面白すぎました。

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気づいたら漫画全巻買っていました。

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ということで、感想みたいなものを書こうかなと思います。ネタバレを多く含んでいますので、ご注意ください。ネタバレを知っているか否かでかなり印象変わる作品だと思うので、まだ内容を知らない方は絶対にこの記事の続きを読まないでください。きっと後悔します。。まじで、、

感想

どんな作品かでびっくり

「推しの子」というタイトルと、1巻の表紙の絵からも、あぁ、アイドル系の物語なんだなーと漠然と思っていました。私自身アイドル好きなので、興味はありました。

「推しの子」というタイトルから、主人公が推しているアイドルが闇深く泥臭い業界で孤軍奮闘する感じのストーリーかな?と勝手に思っていたのですが、アニメ1話で全部ひっくり返されました。「そういうストーリーなのかい!!」と。

びっくりさせられることも多いし、物語の流れがきれいに組み立てられていて、すごくいいお話だなと思わされました。

びっくりポイントをつらつらと書きます。これを読んでしまうと初見でびっくりしなくなるので、本当にまだ何も知らない方は引きかえしてくださいね。しつこくてごめんなさい。

1. 転生サスペンスものだった

一時期流行った考え方で、声優の妊娠報告→「今死んだらあの声優の子供になれるんじゃね?」というものがありました。この「推しの子」はそれをやっています。

物語の流れとしては、産婦人科医の主人公の患者として推しであるアイドルが妊娠してやってくる → 主人公はショックを受けながらも出産を応援・サポート → 主人公死ぬ → 気づいたら前世の記憶を持ったまま推しのアイドルの子供になっていた、と。

いや、推しの子って「推し」の「子」どもになってしまったってことかいな!!!ってことで、まず1びっくり。

スーパー売れっ子アイドルとして成功していく様子を子ども視点で追い、数年が経つ……

そして、隠し子を持っていたことを知ったファンが刺しに来る。

「え、推しがこんな序盤に死んじゃうん・・・?」で2びっくり。

さらに、主人公があることに気づく。ファンに殺させたの父親では?交友関係的に父親は芸能関係では?ということで、芸能界に自分も入って復讐劇を演じる流れになったことに3びっくり。

すごいですね。これだけ話の流れがきれいに噛み合っていて、「これ絶対面白くなるやつやん」って序盤に思わさせるのが本当に素晴らしいと思いました。

黒川あかねにびっくり

次のびっくりポイントは少し飛ぶのですが、恋愛リアリティショー編で登場した黒川あかねになります。

主人公が芸能界に足を踏み入れて、父親の情報を集めるために奔走している中で、恋愛リアリティショーに出る流れになりました。その共演相手の一人に黒川あかねが登場。

頑張りやなところがすごく見えるシーンが多く、でもうまくいかない。具体的には番組スタッフ(ディレクター?)にどうしたら良いかをヒヤリングして、いっぱいメモをとってなんとか頑張っている姿が見られます。

この姿を見ると、「あー、めっちゃ頑張っているけど、いまいち要領悪くて結果出せないタイプの子なんかな」という印象を受けます。物語も中盤頃になると、ネットからのバッシングも酷くなり、「自殺しそう……、それを主人公が助ける流れになるのかな」なんて思っていたらその通りに。

ここまでは予想通りの展開なわけですが、「助ける」に続きがあって、世の中のバッシングを180度逆転させる手をうち、黒川あかねに対する世間の評価を一転させた流れに1びっくり。

恋愛リアリティショーの共演者で、ここまで助けられたこともあり、主人公を意識する+周りも助長する展開となり、主人公の理想の女性像を聞く&その女性を演じて主人公落としちゃいなよ的な流れとなります。もちろん主人公の推しはアイドルだった母親なわけで、究極完全の伝説アイドル、そうそう演じきれるものではないです。。

ここで、黒川あかねが実は天性の天才女優であることが明らかにされ、次に会ったときは完璧に演じきって、かつて母親がそうだったように、主人公や世間の好意を一気に集めてしまいました。

この展開は鳥肌が立ちました。地味で残念な子だなー → 一転して実は超すごい人、という流れを、恋愛リアリティショー(台本無し、素の自分を出しましょう)という役者としては輝きにくい舞台を設定することで、きれいな流れを作ることができていたのが本当にすごいと思いました。

いや、「実は超すごい人」では留まっていないですね。死んだ母親に対する深い洞察を持っている(どういう人間で、どんなことを考えていて、どんな環境でどんなことをやっていたのか、どんな人を好きになるのかなどを推測できる)点で、サスペンス的には強力な人物となるので、この後の物語の主要キャラになって行きます。

さいごに

いっぱい書けて満足したのでそろそろ止めます。原作では、父親が誰かもほぼ特定され復讐劇の最終章といった感じで進んでいます。アニメ2期も決まっていますし、今後の展開に大いに期待したいですね。

面白くて好きな作品なのですが、これを見た(読んだ)あと、ここしばらくずーっともぬけの殻みたいになっちゃってるんですよね……◯◯レス的な感じですかね。。辛い。

あ、ちなみに登場人物の中では「有馬かな」が好きです。

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