アイキャッチ画像 出典:https://www.lovelive-anime.jp/hasunosora/
2023/4/15にLink!Like!ラブライブ!(以下、リンクラ)というスマホアプリがリリースされました。
バーチャルスクールアイドルプロジェクトという新規性もあり、正直なところ半分期待半分下手したらこけそうで不安、という複雑な気持ちで当日アプリをインストールしました。(もちろんキャストお披露目等の配信は観ていました)
まだ開発が滞っているらしく、正式リリースではなくアーリーリリースというかたちで機能が制限されているのですが、現時点のアプリでできることと先日4/21に行われたミニアルバムのリリイベを観て、「あ、これはすごいかも」という気持ちになりました。
ということで、リンクラというアプリだけでなく、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ全般について今感じていることを書いていこうと思います。ネタバレ要素もあるので、アプリでストーリーを見ていない方は閲覧ご注意ください。
コンセプトについて
リンクラにはいくつかのコンセプトがあるので、それについて触れます。
バーチャル〇〇というコンセプト
バーチャルなんとかって流行っていますよね。Vtuberとか。私はどちらかというとV配信は見ない方だと思います。(麻雀関係で少し見ることがある、くらい)
リンクラもバーチャルスクールアイドルということでVtuberみたいなコンセプトです。リンクラアプリの中で個人配信やユニットの配信、バーチャルなライブが観れたりします。これは結構すごいと思っています。
ただ、その他のV配信と比べるといろいろと制約が多そうで大変じゃないかなという印象もあります。制約というのは、例えばラブライブの世界観だとかキャラをずっと演じ続けないといけないとか版権もののゲーム配信やらなんやらがやりづらく配信レパートリー大丈夫なんだろうか、など。
そのあたりの制約もなんとかいい感じに乗り越えて世界観を作って欲しいです。
まだ数回しか配信がされていないですが、向こうのスクールアイドルのいるバーチャル世界とこの現実世界がアプリを通してつながっている感じがして個人的には好きです。なんかスマホが異世界との境界になっている的な。「君の名は」で文字で相手の世界とやりとりしていたあの感覚。うまく伝えられていないかもですが。。
リアルタイム性というコンセプト
コンセプトとしてリアルタイム性というものがあります。前述の通り、これも「バーチャルの世界とつながっている感」の演出に貢献しているような気がします。
一応少し解説をしておきますと、リアルタイム性というのは、アプリの中のカレンダーと現実世界のカレンダーが同期されているという感じです。こちらがゴールデンウィークならアプリの中の世界もゴールデンウィーク、おそらく、こちらが1年経つと、アプリの中の世界も1年経ち、彼女たちは進級するものと思われます。
同じ時間軸を過ごすことになるので、いずれ訪れる「卒業」を迎えることがとても怖いですね。思い入れが強くなりすぎると、卒業時は泣いちゃうだろうし、○○ロス的なことにもなっちゃうかも?と考えたりします。こわいこわい。
ただ、とても良い体験ができると思っています。
反面、ストーリーをリアルタイムに合わせて更新していかないといけないので、運営陣は大変そうだなと思ったりもします。楽しみにしているので頑張って欲しいですね。
世界観・設定・ストーリーについて
アプリの中では、今はストーリーを読む(観る?)ことと、配信を観ることしかできないです。配信はリアルタイムに行われるので、配信が無いときはストーリーを楽しむことしかできないです。もう読んでしまいましたが・・・・・・
「読む」と書いていますが、ストーリーは動画になっていて、アニメを見ているような感覚です。アニメというか、立ち絵が動くギャルゲー的な感じといったほうが正確かもしれません。
このストーリーも「April」とか書いていたりするので、時期に合わせてリアルタイムに更新がされていくものと思われます。
さて、そんなストーリーですが、現時点では4月でまさに始まったばかり!という展開です。1年生が入学してスクールアイドルクラブに入部する的な感じですね。現時点でかなり内容が濃いので今後が薄くならないか不安ですが、ストーリーを読んで感じたことを書いていこうと思います。
ユニット制前提のグループでラブライブ優勝経験校
大きな特徴として、蓮ノ空女学院のスクールアイドルクラブはユニット性が前提のようです。これまでのラブライブシリーズを見ていくと、アニメメインのμ’s、Aqours、Liella!は部活で1ユニット、虹学はソロアイドル、ということで、これまた新しい形です。
このユニット制も、独立色が強いようで、基本的に練習や活動はユニット毎に行うようです。ユニットは基本的に上級生と下級生で分かれているっぽい?。そして、ユニットは伝統的に引き継がれていく(ユニット名は歴代ずっと同じ?)ようで、3つのユニットが存在します。衣装も伝統的に伝わる物が残っていたりするようです。
そして、さらに新しい要素としては、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブは過去にラブライブを優勝したことがあるようです。グループ名は引き継がれる→過去に優勝した経験がある→優勝の看板を背負って活動しないといけない、とこれまたこれまでに無い感じで「どうなるのかな」とわくわくさせられる設定となっています。楽しみですね。
あと、これまでのシリーズとの地味な違いですが、スクールアイドルクラブが伝統的に存在しているとう点があります。これまでのシリーズは基本的に主人公(とその近辺)がスクールアイドルを始めて、部活ができるみたいな流れでした。虹学もちょっとわかりにくいですが、かすみんが2代目部長と言っていることから初代部長はせつ菜だったろうし、一度廃部して主人公が立て直したという流れからも、伝統的にスクールアイドル同好会があったわけではなさそうということがわかります。その辺の歴史感含めて、これまでと違う要素なのでどんなストーリー展開になるのか楽しみです。
マリみてと通ずる点
さて、ストーリーを読んでいて「これ何かに似ている感じがするんだよなー」と感じていたのですが、どうも「そうか、マリみてに似ているのか!」と気づきました。
マリみてというのは、「マリア様がみてる」というラノベが原作の作品です。ちょっとマリみての内容を説明しますね。
マリみてでは、姉妹制度みたいなものがあって、上級生と下級生が義理の姉妹関係を結びます。三国志とかでいう義兄弟的なやつですね。それで、マリみての舞台校(女子校)では、生徒会を3つの姉妹が歴代継いでいく感じになっています。赤薔薇、黄薔薇、白薔薇と姉妹に名前がついています。この3つは一般生徒から憧れの対象にもなっています。普通は生徒会選挙みたいな感じかと思いますが、この学校では、下級生と姉妹の契を結んで、生徒会に入ってもらう的な感じです。
学校としては別に姉妹作らなくてもいいんですが、生徒会となると話が違ってきます。跡継ぎが途絶えてしまうので、なんとかして妹を作らないといけないのです。一般生徒からすると憧れの対象でもあるので、結構慎重にならざるをえない状況でもあります(なんであんな子が妹に選ばれたの!?的なことになるとよろしくない)。なので、赤薔薇、黄薔薇、白薔薇の妹に選ばれる人は、周りからも一目置かれる存在だったり、血縁があったりと周りからも納得されるような子が選ばれたりしています(個人の解釈)
そんな中、主人公がひょんなことで赤薔薇の妹になってしまうことで物語が始まっていきます。妹を作る=恋人を作るに置き換えてもらえると、いろんな人間ドラマがありそうだなと想像いただけるかと思います。かなり面白い作品です。
さて、マリみての話が長くなってしまいましたが、これとなんとなく似ているんですよね。3つの代々伝わるユニットで先輩が後輩をスカウトして……
そんな設定がマリみてに似ていると気づいてwktkしてしまったという話です。
キャスト関連について
キャストについても触れます。
最初のお披露目配信では、正直「うーん、どうなんだろう大丈夫かな」という印象だったんですが、先日のリリイベを見て180度印象が変わりました。
初めてのライブイベントなのに、かなり舞台慣れしている子が多いなーと思いました。経歴とか調べると元アイドルだったり別名義で芸能活動経験者だったり……さくら学院だった子とかもいてびっくりしました。さくら学院はフェスとかでライブを見たことがあったので、もしかしたらその時見ていたかも!?とテンション上がりました。
あと、やっぱりというか、ラブライブスーパースターの一般公募に応募していた方も複数名いらっしゃって、インパクトの大きい公募だったんだなとしみじみ思いました。
一人だけ挙げて書くとしたら、梢先輩の中の人をここでは挙げます。声が素晴らしいのと歌が上手くてずっと聞いていたくなります。まだ、ストーリーで全キャラ出ていないのでなんとも言えませんが、このままいくと梢先輩推しになりそうなレベルで先日のリリイベは良かったです。梢先輩自体も後輩には完璧を見せているが、結構ポンコツというかわいい属性があるのがとても好みです。
キャラデザについて
素晴らしい、につきます。虹学もそうですが、アニメメインシリーズのキャラとだいぶ方向性が違いますよね。アプリ発グループの方がキャラデザが思いっきり感や派手さがあって好きです。
楽曲について
いい曲が多い気がします。曲がいいかどうかは個人の感性次第とは思いますが…
個人的にはLiella!の楽曲があまり強くない印象で、気持ちが遠ざかってしまっています。。曲の好き良しはアイドルを推せるかどうかにおいては重要だと思います。
いくつかピックアップしてみます。
Dream Believers
デビュー曲。大事な曲ですね。ここから始まる!感と希望を持てる感が好きです。
水彩世界
スリーズブーケというユニットの曲。正統派アイドル曲って感じ。梢先輩の歌声が素晴らしいです。ユニットとしても相性いい二人なんじゃないかなと思っています。
ド!ド!ド!
みらくらぱーく!というユニットの曲。一昔前のギャルゲーのテーマソングっぽい曲です。ええ、私はぶっささり世代ですのでこういう曲は好きです。
DOLLCHESTRA
もう一つのユニットがDOLLCHESTRAなんですが、今のところ個人的な楽曲の好みとベクトルが違いそうなので「これだ!」とは思っていないです。好きな方は好きだと思います。
さいごに
色々書きましたが、このプロジェクトは個人的にかなり期待値”大”です。
記事タイトルに対する回答としては、マリみて要素が特に私に刺さっており、脇を固めるように楽曲やキャラやキャストの魅力、リアルタイム性という期待要素などなどの存在で期待が大きいという感じです。
今後のコンテンツ展開に期待しています。
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